空「…だろ?」 浄「…ってねぇなぁ、…が…。」 珍しく、何かで普通に会話する悟空と悟浄。 宿屋で仕方なく同室になった二人は盛り上がっていた。 そこに… 八「悟浄。すみませんが買い物に…。」 買い物を手伝ってもらおうと思って悟浄を呼びに来た八戒に、 悟空が飛びついた。 空「あ、八戒。なぁなぁ。八戒はどっちだ?」 八「はぁ?どっちって…何がですか?」 主語の抜けた質問を寄越されては答えようもない。 浄「ンのバカ猿!主語が抜けてンだろぉが!」 空「あ、そっか。えと…八戒はトランクスかブリーフ、 どっちが好きなんだ?」 八「あぁ、そういう事ですか。う〜ん、そうですねぇ。僕は…」 やっと質問の趣旨を理解したところにがやって来た。 その後ろには三蔵が居た。 「何はなしてるの?」 三「どうせくだらねぇ話しでもしてんだろ?」 空「ちげぇよ!なぁ、はどっちがイイ?」 「へ?何が?」 浄「トランクスかブリーフかw」 三蔵から容赦無くハリセンがお見舞いされた。 スパーン スパン!! 乾いた大きな音が悟空と悟浄の頭から発せられた。 三「くだらねぇ事しゃべってんじゃねぇよ!」 空・浄「「って〜…。」」 八「でも。ちょっと僕も気になりますねぇ。」 「え?八戒?」 にっこりと笑みを三蔵に向ける八戒は、 なぜか黒いオーラを纏っていた。 そして… 「何を話し合ってますの?」 今度はがやってきて八戒に腕を絡ませた。 空「あ、なぁなぁ。はトランク…ふごっ」 ごつっと鈍い音が悟空の後頭部から聞こえた。 に下着なんかの型で盛り上がっていたのを知られれば、後々から 弱みとして何をされるか考えると恐ろしいので、悟浄が悟空を 沈めた為にとった最善の行動だった。 浄「や…別になんでも無いんだぜ?」 「…本当に???」 疑惑の目を向けてくる雪に対し、必死に首を横に振っている悟浄。 呆れている三蔵に、笑いを堪えている。 「…仕方ないなぁ。?何があったの?」 にっこりこの上も無く黒いオーラを背負い、爽やかな笑顔でに 目標を定めた。 「っっぷはぁ!も…だめ…あはははwじ、実はね…。」 経緯を話すとも爆笑しはじめた。 「なにそれ!!最高じゃないwで、三蔵さまはどうなの?」 せっかく雪の登場で質問の矛先が逸れて安心していたのに、 登場したにより戻ってきてしまった。 興味深々な目を全員から向けられ、三蔵は返事に窮していた。 横ではがクスクスと笑っている。 「三蔵さまぁ?」 に返事を急かされた三蔵はため息を一つ吐いて、を抱き寄せた。 三「ふん。手前らに教える義理はねぇよ。 お前は言わなくても解ってるだろ、 ?」 浄「ひゅ〜♪三蔵さまったら大胆〜♪」 「さっ三蔵!?」 「ふ〜んwそれはどういう意味でしょうか?ぜひ、詳しく聞かせていただきたいですわw生臭坊主さま?」 三「さぁな、てめぇで考えやがれ。」 不敵な笑みを浮かべての手を引いて部屋を出て行った。 パタン 残された四人は笑顔が固まっていた。 浄「っくっそ〜…見せつけやがって!」 空「へ?さっきのどういう意味だ?」 八「言いますねぇ。」 「いつか呪うw」 結局、ブリーフ派なのかトランクス派なのか明らかになることはなかった。 Top Back Next